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夢見る力を創造力に変えて・・・
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『人はいつも強くある必要はなく、ときに弱い自分を受け入れるべきである』と、インド哲学に記された言葉です。
 
 
時代は異なりますが、中国の春秋戦国時代(紀元前500年頃)の武人孫子(孫武)の言葉に『敵を知り、己れを知らば百戦危うからず』という言葉があります。”知る”べき対象は、一つは対峙する敵の戦力であり、もう一つは自分自身であると説いています。
 
 
さらに、中世の近代合理主義哲学者デカルトは『我、思う故に我あり』と、自分自身の”考える”という行為によって、意識”内部””考える自分”が確立し、このことから自身の観念と外部の実在との関係が、様々な形となって問題にあがるようになると観念論を提唱し、後世の哲学や精神医学の発達を促しました。
 
 
前述の三つは、それぞれに時代背景も違えば、目的や論拠も異なりますが、例えば、”弱い自分の部分”を知り、そんな自分の有様を認知して受け入れるという一点では共通する考えです。
 
 
近世の戦いにおいてはどうだったかというと、例えば日露戦争の決戦となった日本海海戦では、東郷平八郎の下で秋山真之参謀が発案したT字戦法は、艦艇数、火力共にロシア軍に劣る日本海軍の弱点を、艦隊の陣形を変えることによってむしろ戦術上の有利とした画期的なもので、この海戦によって日本の勝利が決定づけられました。
 
 
自分を勝利に導く、あるいは勝ち抜く強さとは、ときに自分自身や組織の脆く弱い部分をしっかりと理解し、知る(把握する)ことからはじまるようです。また、これは、予防医学や疾病治療にもいえることですね。
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BEING STAFF
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人は、生まれた瞬間から夢を見て、理想を抱いて人生を歩みます。言い換えれば、人は夢を見る力があるからこそ、明日に希望を繋いで生き、人生を歩み続けられるのかも知れません。
夢は、創造し、形に変えてこそ手に入れることができます。価値観は異なっても、誰もが理想や夢を持っています。
けれども、人の命には限りがあります。つまり、夢を追う時間は限られているのです。一人ひとりの人生が、かけがえのないものだからこそ、一人でも多くの人に、夢を実現する創造力を身につけて欲しいのです。
私は、そんな手助けができれば、大変幸せに思います。
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