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コラーゲンの老化はカラダの老化
コラーゲンは、常に新陳代謝を繰り返すことで機能を維持しています。しかし、非常に残念なことですがコラーゲンも老化してしまうのです。一つは、加齢とともに体内でコラーゲンを作る機能が衰えてくることです。例えば、40歳代のヒトの場合、十代の頃に比べるとコラーゲンの新陳代謝速度は半分以下になるといわれています。


もう一つは、せっかく補給したコラーゲンが糖化(グリケーション)の影響を受けて固くなって劣化し、本来の機能が損なわれてしまうことです。


いずれにせよ、コラーゲンが劣化=老化すると水分を保持する機能が減少し、固くなってしまいます。このようになった古く固化したコラーゲンは分解されず、体内にそのまま残っていると様々な不都合を引き起こしてしまいます。


コラーゲンの減少や劣化は、肌の潤いを損ね、シミやシワ、たるみといった美容系のトラブルだけに留まりません。例えば、関節の動きが滑らかさを保つことができなくなり、動作のたびに関節痛を伴うようになります。


骨では、骨細胞を繋ぐ役割を担うべきコラーゲンが劣化するとカルシウムが定着しにくくなり、骨粗しょう症を引き起こす原因となります。


さらに、コラーゲンが糖化の影響を受けることで、血管壁は柔軟性が失われて脆くなり、動脈硬化になりやすくなります。


こうして、コラーゲンの不足や劣化、糖化の影響はカラダの老化そのものだといっても、決して過言ではありません。


美容だけではないコラーゲン(1)~(6) 完
 

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脳機能とコラーゲンの関係・・・
コラーゲンは、脳にはそれほど多く存在する訳ではありません。それだけに、脳機能とコラーゲンは無関係だと思いがちなのですが、脳の細胞に栄養を補給しているグリア細胞はコラーゲンに支えられているのです。


このため、コラーゲンの減少や劣化は脳の機能や神経系にも決して無関係ではなく、脳の神経細胞に栄養がうまく届かなくなるため、認知症を含めて脳の機能低下には少なくとも関係があるのです。


また、脳膜にはかなり多めのコラーゲン含まれており、脳内の血管もコラーゲンなしでは成り立たないのです。


コラーゲンのお話は、さらに次回につづきます。^^
 

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コラーゲンというと、美容のイメージが先行していますが、実のところコラーゲンはカラダになくてはならない物質です。


骨と関節とコラーゲンの老化
骨=カルシウムと考えがちですが、実はコラーゲンも骨をつくっている大切な成分なのです。骨の約80%はカルシウムやリンなどの無機質で、残りの20%は有機質で、そのうちの9割がコラーゲンで占められて骨に弾力性を持たせます。


コラーゲンとカルシウムの関係を鉄筋コンクリートに例えると、骨はカルシウムが沈着して骨化したもので、柔軟性のあるコラーゲンが鉄筋の役割をし、カルシウムやリンをつなぎとめているのです。 そのコラーゲンが、糖化の影響で老化すると接着力は弱くなってしまい、カルシウムが骨に定着せずにもろくなります。


高齢の女性に多い骨粗しょう症は、単純にカルシウム不足によるものと考えがちですが、本当の原因はコラーゲンが老化したことが原因です。骨は、コラーゲンにカルシウムが結合してつくられますが、コラーゲンが老化するとカルシウムが定着しにくくなり、骨の新陳代謝のサイクルが崩れ、分解された古い骨の部分を埋めることができなくなるため、骨粗しょう症が進行するのです。


また、腰痛は筋力低下で脊柱の支えが弱くなったことを除けば、原因は体内でのコラーゲンの産生が減少することに関係します。脊柱は24個の椎骨が積み重なったもので、一つ一つの椎骨の間には椎間板という軟骨性の板があり、クッションの役割を果たしていて、そのクッション機能も骨と骨をつなぐじん帯も、コラーゲンによって構成されているのです。


コラーゲンはヒトの体内で産生されますが、その能力は加齢とともに低下します。こうして、年齢を重ねる毎に、骨や膝、肘などの関節を健康に保つためにも、良質なコラーゲンの補給と糖化現象のリスク軽減は重要となるのです。

 

コラーゲンのお話は、さらに次回につづきます。^^



 

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肌の老化とコラーゲン
皮膚の真皮についてはコラーゲンの量が加齢と共に減少します。その結果、皮膚は徐々になめらかさや弾力性を失い、肌にはシワやタルミが生じます。キレイな肌には、コラーゲンによる適度な水分と脂質が必要なのです。

※コラーゲン線維のからみが少なくなり、保水力が損なわれ、弾力性を失い、シワやタルミの原因となります。また、質的変化については、糖化によってコラーゲンが硬化し、徐々に柔軟性や膨潤性が減少します。


血管の老化とコラーゲン
酸化や糖化が関係する老化は、決して美容だけのことではありません。体内でも、糖化現象の影響を受けてコラーゲン硬化が起き、コラーゲンが柔軟性を失うことで血管壁が硬くなります。やがて動脈硬化へと推移して高血圧のリスクが高まります。


コラーゲンのお話は、さらに次回につづきます。^^
 

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コラーゲンとは
そもそも、コラーゲン(Collagen)とは、皮膚の真皮、じん帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質の一つで、多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分です。体内に存在するコラーゲンの総量は、ヒトでは全タンパク質の約1/3を占めています。


コラーゲンの体内分布
コラーゲンは、体内に存在するタンパク質の一種でヒトのカラダの全体に存在し、骨、皮膚、腱、歯、血管などにはとくに多く含まれます。ヒトのカラダは、全体重の約70%が水分で、残りの30%のうちの70%(全体重の約20%)がタンパク質で構成されていますが、さらにタンパク質の約1/3がコラーゲンとして存在しています。


コラーゲンが多く含まれている場所からも想像できるように、コラーゲンの役割の中心は支えたり結びつけたりすることで、細胞と細胞の間に存在し、細胞と細胞を結びつける役割や骨と骨をつなぐ役割を果たしています。いってみれば、コラーゲンがあるからこそヒトのように複雑な構造を持つ多細胞生物は存在できるのです。


加齢とともに、カラダには様々な変化が起こります。年齢を重ねることによって起きる全身の老化現象は、コラーゲン量の減少とともに、糖化による質の変化が大きく影響していると考えられており、とくにコラーゲンが多く存在する場所には糖化と呼ばれる現象によってコラーゲンの劣化が見られるようになります。


コラーゲンの強さと柔軟性の秘密
コラーゲンは、鋼のような強さと、ゴムのような柔軟性を兼ね備えた性質をあわせ持っています。コラーゲンは集まって線維を形成し、カラダの中でコラーゲンの収束の密度や線維の太さや、配列の向きが変わることによって、それぞれの部位で働きに適した形状になっているためです。つまり、コラーゲンは柔軟さを保つ必要のあるカラダになくてはならない物質なのです。


コラーゲンのお話は、次回につづきます。^^

 

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